雑念

思いついたことを焦点なく垂れ流します。ランニングの練習日誌が多め

2021年第2週の練習記録

火曜日。
10kmのペース走。5:29/kmで走った。もっとも、ラスト1km地点までは5:35/kmで走った。目標ペースは5:35/kmだったので目標通り。5kmを過ぎたあたりでフォームがバラバラになりかけたが、6kmから7kmあたりで持ち直せたのでまずまずよくやれたと思う。心拍数も最大心拍数の85%程度でキープできているのでMペースとしてはいい感じだったのではないだろうか。


水曜日。
5kmの閾値走。4:50/kmで走った。目標は5:05/kmだったので結構なオーバーペースだった。はじめの1kmをかなり突っ込み気味に入ってしまったので、そのままそのペースで進んでしまったがもう少し楽に走ったほうが良かったかもしれない。後半1.5kmぐらいでフォームが崩れてきてしまっていたので、次回は修正していきたい。ちょっと右の内くるぶしが痛んだのでケアを丁寧にしなければ。


木曜日。
8kmのジョグ。6:17/kmで走った。目標は6:06/km。抑えて走ろうと心がけていたのもあるが最初の1キロを慎重に行き過ぎてかなりゆっくり走ることになった。まあ、トレーニングの狙いとしてはゆっくり走れればそれでいいんだけど。


金曜日。
5kmのジョグ。5:57/kmで走った。目標は6:06/km。手元の時計の心拍数は高めに出たが、体感的には十分楽なペースだったのでまずまずだろう。


土曜日。
12kmのジョグ。5:37/kmで走った。目標は6:06/km。ジョグペースの出力感がまだイマイチつかめない。コントロールするためにもうちょっと練習が必要だなと思う。


来週のメニュー 44km
月曜日。閾値走。4km。4:59/km。
火曜日。ジョグ。10km。5:59/km。
水曜日。ジョグ。10km。5:59/km。
金曜日。ペース走。8km。5:20/km。
土曜日。ジョグ。12km。5:59/km。

2020年第53週、2021年第1週の練習記録

今年の4月ぐらいから、ちょろちょろとジョギングを始めて、8ヶ月経って気がついたら割と真面目にトレーニングするようになっていた。もっとも、文書で記録をつけ始めたのは先週からだが。一年早いものだ。


月曜日。
5kmの閾値走。5:06/kmで走った。目標よりも1秒遅いペースだがまずまずだろう。フォームがちょっとまとまらなかったのが反省点だ。うまく蹴り上げ動作が決まらなかったので、踏み込みも綺麗に力を使えなかった。お尻の筋肉が多少張っていたことが災いしたかもしれない。明日の10kmペース走で修正したいところだ。


火曜日。
10kmのペース走。55分ほぼジャスト、5:30/kmで走った。目標が5:26/kmだったので、少し苦しい走りになった。とはいえ10kmのベストタイムだったのだが。
内容としては、心拍数レンジが90%を超えていてマラソンペースと呼ぶには高すぎたし、1kmのラップタイムを見ても5:26/kmを超えている方が珍しい状態だったので、目標設定が適切ではなかったとみて良さそうだ。当面の間、10kmペース走は5:35/km、15km超は5:50/kmを目標ペースにしてみよう。


木曜日。
5kmの閾値走。4:56/kmで走った。後半疲れてきて気を抜くと脚が流れてしまいそうになったことは課題だが、概ね楽にゆったりとしたフォームで走ることができたので、現段階としては良い走りだったと思う。


日曜日。
16kmのジョグ。5:41/kmで走った。本当は昨日走るつもりだったが二日酔いでそれどころではなかったので、一日ずらした。目標が5:50/kmだったので設定ペースよりは速め。心拍数は150付近で、まあまあ楽に走れた。


来週のメニュー
火曜日。10kmペース走。目標ペースは5:35/km。
水曜日。5km閾値走。目標ペースは5:05/km。
金曜日。10kmペース走。目標ペースは5:35/km。
土曜日。15kmジョグ。目標ペースは5:40/km。

2020年第52週の練習記録

今週は4日に分けて33km走った。スピード強化のメニューが中心。


火曜日。
6kmの閾値走。5:05/kmのペース。比較的快調で、息は上がっていたものの感覚的には気持ちよく走れた。


水曜日。
6kmの閾値走。5:05/kmのペース。前日に比べると多少しんどく感じた。


金曜日。
1kmのインターバルを4本。リカバリは250m。4:40/km程度でこなせた。体感的にかなりしんどい。


土曜日。
16kmのジョグ。目標は5:40/kmだったが、走り初めから体が思うように動かず6:00/km。前日にポイント練習をしたから疲労を抜き切れていなかったようだ。


閾値走やインターバルのペースを基準にすれば、一見すると、目標VDOTは40程度に置いてよさそうに思うのだが、スタミナ強化の練習が不足しているのか、長い距離のペースが伸びない。来週(=来月=来年)からは長い距離の練習を多めにしようと思う。


来週のメニュー
月曜日。5kmの閾値走(5:05/km)
火曜日。10kmのペース走(5:26/km)
木曜日。5kmの閾値走(5:05/km)
土曜日。16kmのペース走(5:26/km)

海の上のピアニストを見た

 

海の上のピアニスト 通常版 (字幕版)

海の上のピアニスト 通常版 (字幕版)

  • 発売日: 2020/11/18
  • メディア: Prime Video
 

 

先日、海の上のピアニスト、という映画を見た。小さい頃に一度見た覚えがあったし大まかな筋は覚えていたが、正直に言ってけっこう印象の薄い映画だ、という記憶だった。
 
さて、それから約20年ほどが経ち、もう一度同じ映画を見たわけだが、愛すべきシーンをいくつか見つけられるようになった。それを成長というのか老化というのか知らないが、個人的には好意的に受け止められる変化だと思っている。いずれにしても、わたしが素敵だと思ったシーンをいくつか書き留めておきたいと思う。ついでに言うと、理由もないのに素敵だと思ったシーンを書き留めておきたくなるような映画なのだ、この映画は。
 
まずひとつめ、親代わりの船乗りの死に目に一生懸命に競馬新聞を読んであげているシーン。まず、幼少期の1900の懸命さがかわいい。次に、なぜか馬の名前を聞いたら面白くて笑い出してしまうという独特なツボをもつ優しい船乗りが、死にそうなのに笑っているのがたまらなく良い。本当に楽しそうだし、1900を不安にさせないために努めて明るくしているのかなとも思う。その後の彼の孤独を想うとこのひとときの幸福が、わたし(鑑賞者)からはとてもきらきらした瞬間に思える。
 
つぎ、ふたつめ、海の声を聞いたおっちゃんの話を食い入るように見つめる1900の表情。不思議そうでもあり、真剣でもあり、恐れでもあり、希望でもあり、みたいななんとも形容し難い複合的な表情に見えた。あれは役者さんはどうやってあんな顔をしてるんだろうと思うくらいに。このシーンがこの物語の続きを暗示しているわけだから見事な演技だと思う。
 
みっつめ、魚屋になったおっちゃんの娘に一目惚れするシーン。ニューシネマもそうだけど、トルナトーレさんはなんでこう初恋の表現の上手い人なんだろうか。素敵過ぎないだろうか。たしかに初恋ってこんな感じだった気がするもん、忘れたけど。あともうモリコーネさん万歳です、このシーンは。泣いちゃったよ。帰ってこないんだよなあ、初恋のあの感じ、忘れたけど。
 
最後、タラップから降りようとしてニューヨークの街並みをじっと見るシーン。鑑賞者からは何を考えているのかわからない、想像するしかない、ただそれだけのシーン。1900の視点で映し出されるニューヨークの街並みを陸の人であるわたしが見たときに感じたことと、1900自身が感じたことのずれ。それが何かはわからないまま映画は進行し、1900は塞ぎ込んでしまい、わたしはいったい彼に何が起きたんだろうと彼の友人のように心配する。この時間が良い。彼と近づけたような気持ちになる。ラストシーンでこの瞬間に彼が何を考えていたのか明かされるわけだけども、わがままだけど、わからない方が素敵だったなあ。
 
それにしてもラストシーン。わたしにはまだ1900の言っていることがよくわからない。1900の話を聞いたって、「んなこと言ったって選ばなきゃしょうがないじゃんか。死んじゃうよあんた、街で生きないと。」って言っちゃいそうな気がする。だからある意味、本当にわたしがわかってないのはコーン吹きのことだ。彼は「ほんとうに」1900の友達だったんだろう。語るべき物語を聞いてくれる人に対して語れる唯一の人間だったわけだから。彼に感情移入できないとこの物語の価値がわからないだろうと思う。わたしにはまだそれができない。老いるのが楽しみである。